ピアノは演奏するのに複雑な指の動きや音感を求められるため、それに付いてくるかたちでさまざまな能力が身に付くとされています。
そこで今回は、ピアノを子どものころに弾き始める「メリット」について、ご紹介します。
■ピアノを子どものころに弾き始める『メリット』
●根気が身につく
ピアノは1曲弾けるようになるまで、膨大な練習時間を要します。
もちろん、最初のうちはバイエルやバスティンなどの短い曲がほとんどですが、両手で演奏するとなると何度も練習を重ねる必要があります。
子どもにとって、弾けるようになるために反復練習をしたり、椅子にじっと座っていることは、最初は難しいことです。
しかし、少しずつ練習を重ねていくことで、次第にできるようになることが増え、根気が身についていきます。
●数学、言語能力が培われる
ピアノを演奏すると、脳のさまざまな場所が活発に働くため、多くの能力が身に付くとされています。
数学、言語に関わる部分も多くの刺激を受けるため、将来的に学力が高くなるというのも、あながち間違いではありません。
そのため、子どもが小さいうちから通う習い事として、ピアノ教室を選択する人は多くいます。
●音感、リズム感が養われる
ピアノを弾くことで、音感・リズム感が身につきます。
また、これらはほかの楽器や歌、ダンスなどにも転用できます。
絶対音感は子どものころに訓練すれば身に付くとされており、新しい曲が覚えやすくなるほか、音大の聴音試験などで有利になる可能性も……。
とはいえ、絶対音感がなくても音楽の演奏に困ることはあまりありません。
むしろピアノは音に強弱をつける、美しさを表現するなど総合的な力が組み合わさって評価されることがほとんど。
絶対音感はそのうちの力の一つに過ぎないのです。
●集中力、記憶力が身につく
ピアノには集中力が欠かせません。
目で楽譜を追いつつ両手、足を使って演奏し、耳で音を聞き取りながら表現を追求するというマルチタスクを一度に行わなければならないからです。
一般的に、3~5歳の幼児の集中力は長くて10分ほどと言われています。
数をこなせば、集中する時間も徐々に長くなっていくほか、難しい曲にチャレンジすればより強固なものになるでしょう。
また、楽譜があるといってもミスなく弾くには頭に入れておかないといけないため、記憶力がつくというメリットがあります。
■まとめ
ピアノ教室では、練習を重ね弾けるようになり、発表会で演奏することで大きな達成感を得ることができ、小さいうちに成功体験を積み重ねられます。
ぜひ、どのような習い事を始めようか迷われている方は、ピアノ教室を検討されてみてはいかがでしょうか。