子どもを小さいうちからピアノ教室に通わせることで、「絶対音感を養うことができる」という話を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
では、この話は事実なのでしょうか?
今回は、このような疑問を感じている方のためにピアノ教室に通うことで「絶対音感が手に入るのか」について解説していきます。
■ピアノ教室に通うと絶対音感が手に入る?
▼そもそも、絶対音感とは?
絶対音感とは、聞こえてきた音を「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」のように識別する能力のことです。
また、音感には絶対音感のほかに「相対音感」というものが存在します。
相対音感は、音程を認識するために基準の音が必要になることが特徴です。
要するに、基準の音と比較することで音の高さを判断できる能力のことです。
▼絶対音感はピアノ教室に通うことで手に入るの?
絶対音感は、幼少期に繰り返しトレーニングを行うことで身に付けることが可能といわれています。
しかし、ただピアノ教室に通い楽譜を見てピアノを弾くだけでは、絶対音感を手に入れることは難しいため注意が必要です。
ピアノ教室によっては、絶対音感のトレーニングとしては不十分なやり方で行っているところも存在します。
そのため、子どもに絶対音感を身につけさせたいと考えている場合は事前に「ピアノ教室がどれだけ絶対音感のトレーニングに力を入れているか」。
また、「正しい知識を持って行っているか」を判断するようにし、きちんとしたトレーニングを行っているピアノ教室を選ぶことが重要です。
▼2歳~6歳までにピアノを始めるようにしましょう
絶対音感のトレーニングは、幼少期の2歳~6歳までに行うことが最適といわれています。
6歳以降になってしまうと、訓練しても絶対音感を養うことが難しくなってしまいます。
そのため、習い事を考える場合は早めから取り組むことをおすすめします。
■まとめ
子どもの脳の発達にも役立つといわれているピアノ教室。
せっかく貴重な時間を使い習い事に通うなら、子どもの将来の可能性を広げるためにさまざまな能力を伸ばしてあげたいと考えるのは親心ですよね。
この記事が、今後の習い事選びの参考になりましたら幸いです。